先日の回転木馬淡路島一周にはなんと最高齢75歳の方がいらっしゃった。4人グループで参加されており、その他のお三方も60歳オーバーというご高齢。にもかかわらずしっかりと完走されていたし、ヘルメットとウェアをキレイに着こなし、フォームだってその辺のパチモンローディーなんかよりずっと美しい。
イベントの最後に松帆の郷でお風呂に入るのだが、申し訳ないけどやはり裸姿はどこの銭湯にでもいる弱々しいおじいちゃんである。しかしそのおじいちゃんが一度ウェアをキメてロードバイクに跨ると、どこからどうみても若々しいローディーに変身するのだ。
これを「かっこええ~~」と思わずして男をやってられるかと言いたい。まさに私が憧れる男の最終到達地点がそこである。ああいう男になれるのなら、めんどくさい家事、やかましい育児、しんどい仕事、そして先の見えない住宅ローンにも耐えてやろうではないかと気持ちが発奮するのだ。きっとあの人達もそれらのしんどさに耐えてきたのだろうし、耐えたからこそ「かっこええ~~」と感じるのである。
もう一つ特筆したいのは、乗っておられるバイクがランドナーとかWレバーとか所謂“旧車”とかいう部類のものではなく、パリッパリの決戦仕様フルカーボンなのだ。これがまたかっこええではないか。若者が旧車に乗る例など、使う“者”と使う“物”の年代のギャップをお洒落と捉える種類のかっこよさというものではなく、本当にそれが似合っているというかっこよさがあった。
持ち前の人見知りな性格がフル稼働してしまってロクにお話しもできなかったが、また機会があればロードバイクと人生についてご教授頂きたいと思う。
“憧れ” への2件のフィードバック
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そのお爺ちゃんたちと同じ額の年金もらえたら最高なんですが、、、泣きたいわ~。
年金の話もされていましたが、人によってまちまちですね~。
ひとつわかったことは、「まじめにやってたらええようになる」です。