キッズバイク

 宗一郎は現在16インチのキッズバイクに乗っている。ヨメオトンに買ってもらった頃は補助輪付きで、カラダの割には自転車の方が大きく、漕いでいる姿を見てもなんだかぎこちなかったが、今では補助輪も外れ、サドルも少し上げて、颯爽と乗りこなしている。
 
 ところが宗一郎と同級生の近所の子供たちが最近、20インチの自転車を買い始めた。変速が付いているMTBルックな自転車である。みんな宗一郎と体格はそれほど変わらないので、足がとどかないからサドルは一番下に下げ、ハンドルが遠くて高いからバンザイしているみたいな乗車姿勢。変速なんてもちろん使いこなせるわけがなく、はっきり言ってブサイクな乗りこなしである。
 
 それをヨメから聞いたヨメオトンは私に、「早く新しい自転車を買ってやれ。お金は出したる」と言う。孫想いの大変ありがたい申し出ではあるが、私は「まだ早いですよ」と断っている。
 
 今の体格に20インチは明らかに大きすぎる。それなのに20インチを買い与える親の言い分としては、「いずれすぐにカラダも大きくなるんやから早めに大きめの自転車を・・・・」というのが主だろう。私はこの考え方が大嫌いである。
 
 どうせすぐに(自転車だけでなく服や靴などが)小さくなるし・・・・と言って大きめのモノを買い与え、それがぴったり合う頃になったらボロボロで仕方なく次のを買う。そしたらまた大きめサイズのモノを買う・・・・というサイクルがどうも気に入らない。ぴったりサイズを使用している期間は意外と短いのだ。
 
 ましてや自転車など、使いこなせるサイズのものでないと危険も伴うし、きっと将来的に自転車に乗るのがヘタな子供になってしまうと思う。本人もまだまだ気に入ってるし、しばらくは16インチを乗り続けさせたい。変速機ぐらいならすぐに付けてくれるよ。木馬店長が・・・・(笑)。
 
 前輪と後輪の高さよりもさらに低く低く下げられたサドル高の20インチ自転車を見てると、悪いけど「ぶっさいくやなあ」と思ってしまう。自転車にはそのフレームのサイズにあった、一番美しいホイールの大きさやサドルの高さがあるのだ。
 
 お義父さんへ。いつも言ってますが、宗一郎の自転車よりも、私にコルナゴ買ってください。

キッズバイク” への3件のフィードバック

  1. コルナゴは、「女」の「又」の「力」で買いなさい!ぷんぷん。

  2. 世話になってる単車屋の子供が自転車買うときも自転車屋さんは直ぐに大きくなるからこっちと言うのを最初が肝心やからと今現在のベストサイズを選んだそうです。
    改めて信用できる単車屋だと感じました。

  3. ●ロラあにき
    やっぱそうですよね!申し訳ございません!
    女をマタにかけて頑張ります。
     
    ●AUenoあにき
    さすがプロって感じのエピソードですね。
    20インチなんかまだまだ買うたれへんねん。先にコルナゴ。

コメントは停止中です。