先日の休みの日に、ヨメに「タマにはごはんでも作ってや」と言われた。私は料理は全く出来ないので、そんな夫が頑張って料理でもすりゃあ激しくポイントアップは間違いないのだと思うけど、まあなんちゅうか、一言で言うとヤル気が出ないのである。
そんな私でも何度かは台所に立って魚の数匹ぐらいさばいたりしたこともある。しかし、包丁の切れ味が悪かったり、調味料がドコに置いてあるのかわからなかったり、なんでこんなトコやねんという所にキッチンペーパーが置いてあったり、どうも納得のいかないデザインの食器しかなかったりで、どうも料理自体が“楽しい”と感じられなかったのだ。
きっと出来る。本気でやればきっと料理なんて私にも出来ると思う。だけど、そういった料理道具の性能や置き場所やこだわりみたいなものが確実に私のヤル気を削いでいる。
私は仕事で他人の工具は絶対使わない。他の人も私の工具は使わない。「触るな!」とは言わないけど、やっぱり“自分専用”であることによるモチベーションみたいなものがあって、道具に対してのこだわりとか愛着なんかが、きっと作業の良し悪しに関係してくると信じている。
自分専用の包丁やキッチンがあったら、結構上手に料理する自信がある。そんなことを言ったらヨメは決まって「じゃあやってよ」とカルく言うのだ。ええよ。ええよやっても。
そのかわりオマエが会社行けよー。