近所の公園で息子と一緒に遊んでいたら、小学校高学年ぐらいの子供たちが野球をやっていて、それを暇にまかせてじっくり見ることがある。まあゴムボールとプラバットだし、みんな小学生レベルの域を脱しないのだけど、ただ一人、かなりの長打力を持つ少年がいる。
彼はがっちりした体格で身長も高く右投げ左打ち。バットの構えからして既に周りの小学生とは違う。明らかに松井レベルである。相手ピッチャーが投げるへなちょこボールなんかバコバコ打つ。私がいっちょお手合わせ願いたいぐらいである。
その彼が、私と同じマンションに住んでいるということを最近知り、エレベーターなんかでちょくちょく顔を合わせるのだ。私としては今のうちからサインをもらっておきたいのだけど、大のオトナが小学生に向かって「サインちょーだい」ってのもヘンだから、黙って彼の肩幅とか足腰なんかを見ているだけなんだけど。
今さっき、息子を寝かそうと思って近所をぶらぶらしていたら、その少年が素振りをしていた。厳しそうな両親にフォームを確認されながら、一振り一振り一生懸命素振りをしていた。
野球でも剣道でもサッカーでもなんでもいい。一生懸命打ち込める何かを若いうちに見つけることが出来たならそれはとても幸せなことである。そんな彼を見ていると、ただただ無条件に応援したくなる。
もちろん我が息子にもそうなって欲しい。その為ならパパはアシストに徹してもいい是!