大した話ではないのだけど、以前から通勤とかちょっとしたことなんかに使うリュックが欲しくていろいろと見て回ってた。そんなある日、1ヶ月ぐらい前かな、ヨメコドモと鶴見区のダイヤモンドシティに行ったときに気に入ったリュックが見つかった。
白いデニムみたいな生地で、シンプルなデザインで、たっぷり入りそう。エエやん。これまで見たリュックはポケットがたくさんついていたり、何に使うねんと思うゴムのバンドがビロビロついていたり、ケバケバした色使いだったりと、なかなかイイのに出会わなかったので、コイツとの出会いはなんか「ビビビッ」とクルものがあった。
即購入!と思ったのだけど、値段が6千円ちょっとする。オシャレって金がかかるなあ。何の変哲もないリュックである。同じようなものがユニクロで1000円ぐらいで売ってる。ヨメなんかもちろん反対してる。だけど私はそのリュックがものすごく気に入って、今日買わなければもう二度と出会うことはないような気がしてならなかった。
だけどヨメの反対がモノスゴイ。それを押し切って買うぐらいの甲斐性は流石の私でも有るけど、肝心の根性が無い。これからの自転車生活やオキナワを棒に振ってまで買うほどでもない。断腸の思いでそのリュックは諦めた。
そして今日。
仕事中にケータイが鳴った。ダイヤモンドシティに行ってるヨメからだ。まったくアイツはダイヤモンドシティが好きである。
「あんな〜パパ〜。今ダイヤモンドシティがバーゲンやってんねんけどなぁ〜、こないだパパが欲しいって言ってたリュックが1900円になってるねん。買うとくわな〜。ガチャ!」
1900円っておい!安すぎるやろ!!あの時6000円ちょっとで軽く悶着した夫婦の時間を返せ!!
・・・でもええか。安いし。
・・・でもなんか納得いかんぞ!オレは“あの時の出会い”に金を払いたかったんや!!
↓ ・・・てな紆余曲折あって結局ウチの家に来たリュックちゃん。大切にしよう。