なんと坂の多いことよ

 値上がりを続けるガソリン代を払うのもバカらしいし、せっかく体重もベストを維持しているので、真面目に自転車通勤を続けている。

 トレーニングの為だとエラソーなことを言って、ワザと遠回りをしているわけだけれども、まあしかし自分が選んだ通勤ルートだとはいえ、この上り坂の多さには閉口する。ハッキリ言って平地が無い。上りか下りかのどちらか。下りはすぐに終わってしまうので、実質的には上りしか無い気さえする。

 で、現在リヤ12T−25Tを使用しているのだが、上り坂では21T以下のギヤは使わないように努力している。普段は重いギヤで上ることにより筋肉が鍛えられ、清滝アタックの際にのみ25Tまでフルに使う。すると速く走れるんではないかという、鉄下駄トレーニング的なシロート考えをしているのだ。それに、いずれは12Tから21Tまで1コマ刻みの10速デュラエースを夢見る(無謀な)私にとって、21Tで事足りるならそれに越したことは無い。

 上りでペダルが重くなってきたら、ブラケットの先を握り、脇を締め、腹筋に力を入れて上る。その時少し前傾姿勢になる。セオリー通りのフォームだと思う。しかしそうすると邪魔者が出てくる。そう、男性自身アッセンブリーである(注:ここから下ネタに突入します。ご注意下さい。特に女性)。

 邪魔になるとは言っても、私のモノが特別デカいわけではない。一般的日本人男性のサイズだと思っている(イヤ、比べたことはないんだけど)。しかし、特にレーパンを履いた時など、よほど位置を上手にセットしないと、ペダルを漕ぐ為に上下する太ももに追いやられ、さらにサドルの先に擦り付けられ、痛いわけではないがどうも気になる。

 自転車に乗るときは取り外せたらいいのになと思う。

 取り外し可能になると、紛失するヤツも出てくるだろうし、われわれ自転車乗りのように、何度も取り付け取り外しを繰り返していたら、取り付け部分にガタが出てきて、イザ有事の際にグラグラで使い物にならないという状況だってあるかもしれない。そう考えるとやはりハメ殺しの方が良いのだろう。

 そんなアホーなことを考えながら上っていると、いつの間にか頂上である。今日も上り坂1回得した気分だ。